2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ホメオパシーのメカニズムはとてもおかしい

さて、鰯の頭の方が効果があるかもしれない*1と判明したホメオパシーですが、そのメカニズム自体も無理があることを知っておいてもいいかもしれません。ちなみに、メカニズムが既存の科学との整合性を取れないから「ありえない」と主張するのは「いかにして…

ホメオパシーは「効果が確かめられていない」方法ですらない

ホメオパシーの宣伝で典型的なものは「科学的根拠は不明だが、確かに効くのだ」といったような話です。それに対して「効果があることは確かめられていない」という批判がつくことも良くあります。もちろん、この批判は間違っていませんが、「効果がないこと…

余は「報道STATION」君の非を諭す

テレビ朝日系「報道STATION」で「見放された患者と共に闘う"がん難民コーディネーター"」でホメオパシーが肯定的に扱われたという話が話題になった。一般人向けとして「ホメオパシーFAQ - Skepticism is beautiful」を書いた者としては、何かエントリをあ…

ニセ科学批判批判を批判しているニセ科学批判者の批判の仕方を批判してみるよ

注意書き まずはじめに、これはニセ科学批判者向けなので、それ以外の人は読まないでお帰りください。どうぞよろしくお願いします。ニセ科学批判者以外には変な誤解を生みそうですから。次に、なるべくエクスキューズ。今回、話の種として使うために特定の話…

「科学が一種の宗教に思えてならない」なんていう人は自然信仰をしているように思えてならない

「科学が一種の宗教に思えてならない」なんて記事を読んだ。 科学が一種の宗教に思えてならない 元増田の言う「宗教」って何だろう?どんな共通点をもってして「宗教」と呼ぶのだろう。そもそも宗教同士の間でも、考え方は様々で「宗教」というジャンル分け…

とある夫婦の軋轢と誤帰属の働き

「とある夫婦の離婚序章」という増田を読んだ。元増田が共働きということで、共働きの話が多いので、あえて専業主婦と二人の子供(3歳前&新生児)を持つ父親としての意見も書いてみよう。 まず、たとえ専業主婦であっても、二人の子供を放置せずに相手をし…

悪しき相対主義

というわけで、前のふたつのエントリから、科学の方法として妥当な線で主張を行っているのならば、まともな相対主義を改めて持ち込む必要がないという結論に至ったんだけど、納得してもらえたかどうかはちょっと不安。まあ、あんまり気にせず、相対主義に関…

相対主義者?との付き合い方

というわけで、前回のエントリで相対主義を概観できたと思うから、次の段階に進むよ。相対主義的な話を持ち込んで、科学やニセ科学批判の話に待ったをかけられたとき、僕たちは何を考えればいいんだろうかということについて。あくまで、まともな相対主義に…

そろそろ相対主義について語っておくか

アケオメ!コトヨロ!*1そんなわけで早速みんなの大好きな「相対主義」の話をするよ。今回は相対主義を概観する前編になるんだ。 はじめに 科学の話やニセ科学の議論が始まると、絶対に出てくるのが「オカルトとか超常現象とかニセ科学とかを信じているわけじ…