Amazonのレビューは操作可能らしい
「朝日新聞デジタル:どんなコンテンツをお探しですか?」というニュースを読んだ。
私も本の内容に懐疑的なレビューが削除された実例を知っており、その基準が気になり検索したことがある。「blog*色即是空」でのやりとりで結論が語られている。amazonの方針は以下のようだ。
該当レビューが仮にガイドラインに抵触していないとしても、他のお客様から掲載にふさわしくないとのご連絡を多数頂いたものにつきましては、システム上非掲載の処置をとらせていただく場合がございます
つまり、ある本の信奉者が集団で評価の低いレビューを消そうとする又は、ある本の批判者が集団で評価の高いレビューを消そうとすれば、それはできそうだということになる*1。
私の知っている懐疑的なレビューが削除された本は、老若男女問わず信奉者の多い本だったので、このシステムを知ってすんなり納得した。ちなみに、削除への抗議に対するAmazonの対応はリンク先のものと同じで、「ガイドライン違反だから」といったものだった*2。
「blog*色即是空」での結論である「閲覧者から(報告する)ボタンがクリックされる→クリックが一定数に達すれば機械的に削除される(ガイドライン違反かどうかはチェックしてない=ガイドライン違反でなくても削除される)」という話は確定事項ではない*3。
Amazonも単なる営利企業なので、「言論封殺」は言いすぎだと思うものの、システム又は運用的な都合を隠して「ガイドライン違反」扱いとするのは、不誠実な対応だといえるだろう。