助産師会はあんまり大丈夫じゃないかも
「助産師会、大丈夫か | 医療報道を斬る - 楽天ブログ」という記事を読んだ。「千葉市の助産師会がホメオパシーの専門家を呼んで研修会をした」ということに触れられている。
たぶん、「これはひどい」と思う人も多いだろうし、私もそう思うんだけど、これが氷山の一角に過ぎないのも事実。
例えば、神奈川助産師会のWebページの「神奈川県助産師会 | トップ」というページを見てもらいたい。今までの研修会一覧を見ることができる。
ここからは研修の詳細は分からないけれど、「ハローベビーかながわ」主催のものを見ると、この方面に詳しい人なら危うい雰囲気を存分に感じてもらえるものと思う。
元記事は千葉だし、上でリンクしたのは神奈川ということで、首都圏の話になるけど、地方でも助産師がニセ科学や自然信仰をどんどん導入している話を聞くことができる。
神奈川助産師会の件については、日本助産師会に意見を送ったのだけど、今のところ全く返信なし。ひとまず、助産師がこういうニセ科学や自然信仰的な話題に触れていても、その助産師個人の問題ではない可能性が十分あるということは知っておいてもらいたい。
妊娠、出産、子育てというストレスフルな状況で、親は常に不安にさらされている。たぶん、ちょっとした誘導さえすれば「幸せになる壷」を売りつけることだって難しくない。普段は頼りになる専門家、助産師さんならなおのこと。
だからこそ、この状況は非常にまずい。
これは助産師会の話ではないけれど、最近、助産師の問題が色々なところで取り上げられている*1。真面目な助産師は内部から警告の声を上げてほしい。
*1:例えば、「[http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20090130:title]」