感染パーティーは対岸の火事ではない
ちょっと忙しいので、あまりちゃんと書けないのだが、簡単にエントリを上げておくことにする。
『ページが見つかりません - MSN産経ニュース』という記事がMSN産経ニュースで取り上げられた。
新型インフルエンザの感染が拡大している米国で、わざと感染して免疫をつけようという「感染パーティー」が話題になり、米保健当局が20日までに「本人と周りの子供らを危険にさらす」と警告する事態になった。
で、これについたブックマークを見ると、「米国は酷い」という趣旨のコメントがいくつか見られる。ところが、これは何も米国に限った話ではなく、日本でも行われていることである。
今回紹介するのは、事前企画されたパーティではないものの、全く同じ考え方であることがわかると思う。
昨日のホメオパシー勉強会を迎えました
ちょうど水疱瘡の話をしているときにCさん登場!!
きれいに水疱瘡にかかった子供も一緒にね!
(私には水疱瘡がきれいに咲いた花のように見えるんですサクラ)
すると先週からホメオパシー勉強会に参加されているお母さんがこう言ってくれたんです
「私の子供にも水疱瘡ちょうだ〜い!」
わ〜いニコニコ水疱瘡パーティーの始まりで〜す!
『てすとっ。』
ホメオパシー(特にトラコパシーとも呼ばれる由井寅子氏が率いる「日本ホメオパシー医学協会」)は、予防接種否定論を主張しており、こういった免疫パーティとも親和性が高いようだ。
追記(2009-05-12)
こういった問題もはらんでいるホメオパシーを、「助産師会」が肯定的に取り上げていることは忘れないで欲しいと思う。既に「おかしな親」の問題ではないのだから。
参考:「助産師会はあんまり大丈夫じゃないかも - Skepticism is beautiful」