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ニセ科学批判批判を批判しているニセ科学批判者の批判の仕方を批判してみるよ

注意書き

まずはじめに、これはニセ科学批判者向けなので、それ以外の人は読まないでお帰りください。どうぞよろしくお願いします。ニセ科学批判者以外には変な誤解を生みそうですから。

次に、なるべくエクスキューズ。今回、話の種として使うために特定の話を取り上げますが、今回の例が典型的なものであるというわけではなく、単に最近話題になったので取り上げたというだけです。さらに、「ニセ科学批判者のやりかたは間違っている」とか「ニセ科学批判者のやりかたは逆効果だ」とか主張するつもりは全くありません。特にモラルから逸脱していることもないかと思いますし、逆効果かどうかなんて私には判断できません。というわけで、タイトルの「批判」という表現は煽りです。

取り上げるのは「詭弁者: Interdisciplinary」でのTAKESANさんのやり方です。

その議論は誰を対象にしているか

エントリ自体よりもコメント欄を見たほうがはっきりわかると思うのですが、TAKESANさんはtittonさんを説得しようとは考えていないようです。では、ニセ科学批判批判が正当な主張だと思ってしまいそうなギャラリーに訴えかけているかというと、そういうわけでもなさそうです。

ところで、tittonさんの主張のダメさ加減については、ニセ科学批判の正当性を普通に理解できる人であり、かつ、これまでのtittonさんの主張を知っているか、tittonさんの主張を十分検討した人にしか理解できないと思います。

おそらく、このやり取りが存在することでメリットを得るのは、TAKESANさんを信頼しており、tittonさんとのやり取り精読する情熱の無い人だけだと思われます*1。TAKESANさんを信頼している人はおそらくニセ科学批判側にいるでしょうし、検討しようという気にさえなれば、自力でtittonさんの主張のおかしさを認識することができるでしょう。

出てきたやり取りのなかから、ニセ科学批判者が考えを深めるためのアイデアが生まれるかもしれませんが、まともに相手をした場合に比べて、その可能性は低くなりそうです。ベネフィットはありますが、限定的ではないでしょうか。

どっちがバカだかわからない

☆ バカと議論するな。はた目には、どっちがバカだかわからない。── 議論の第1法則。『マーフィーの法則』より。
懐かしい? - 『digital ひえたろう』 編集長の日記★雑記★備忘録

ひとつひとつの投稿を読むだけだとtittonさんは当たり前の事と、表面上は批判的思考の手法を用いたことを主張しています。ちょこちょこ間違った認識やダブルスタンダードな判断が入っていますが*2見た目はきちんと文章を書いているようだということです。

今回の議論では、tittonさんが労力をかけてまともな主張をしているのに対して、TAKESANさんが難癖をつけている(相手にしていない)ようにも見えるということがいえます。ニセ科学批判者は無礼だとか偉そうだとかいう印象をギャラリーに与えるかもしれません。

既に分かっている人にはTAKESANさんが別におかしなことを言っていないのは明らかなんですが、分かっていない人には分からない。誤解を生むリスクは比較的大きいかもしれません。

ここで突然ABO FAN氏の話です

ABO FAN氏はよく他の人をバカにしたような態度をとりますよね。イメージ的には「あらあら、統計についてなにもご存知ないようですね。既に知っているかと思いました。基本の基本ですし。」のような感じの皮肉投稿です。他にも、「命題形式になっていないから答えられない」とか、そういうのも含めて変な投稿が多いと思いませんか。

私の危うい記憶でしかないのですが、8年ぐらい前まではあんまりこういう戦略はとっていなかったと思うのです。もしかしたら、単にバリエーションが少なかっただけかもしれませんが。

これって、今まで批判者から言われたことを、そのまま返している(つもりになっている)のではないかな?と思うのです*3。「紋切り型の否定をする」とか、「皮肉をいう」というのは、かなり簡単な方法です。まともな議論をするよりも労力がいりません。だから、ABO FAN氏も「批判者と同じ事をしている」という意識で使っているのだと思います。

こういう、批判者のやる気を削ぐ信奉者を生み出すというリスクもあるかもしれません。

結論はありません

私の価値観としてはやってほしくないなぁとは思いますが、他の人に強く主張するほどのことでもないので、結論は特にありません*4

*1:tittonさんが議論をする価値のない投稿者だという判断基準又は参考情報として用いる

*2:そのことによって全体の主張がダメになっている

*3:もちろん、まともな批判者は議論を尽くした上での脱力感を表現する際にこんな表現を使っているのでしょうから、同情はあれ、批判する気にはなれませんが。

*4:そもそも、最善のことをやらなきゃいけないなんて縛りはないですしね。