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死ねばいいのに

医療崩壊

正直、未だに医者を責めることが、正しい糾弾であると考えている人は、医療崩壊で医者にもかかれず酷い目に遭えばいいのにと思う。そこら辺の人は、自業自得だし自己責任だよね。

そういう事態になったらもちろんとばっちりを受ける人もいるし、僕も影響を受けるわけだけど、僕自身はあまり自分の生に対する執着がないのでかまわない*1。医者を感情的に責めてるだけの人を指差して「自分の選択を後悔しろよ!」って笑ってやりたい気分。


…と、言いたいところなんだけど、僕には子供や妻など愛する存在があって、そういった存在が医療崩壊のせいで助からなくなったら、世の中を恨んでも恨みきれない思いになるだろう。きっと、こういう感情については医者を責めることが正しいと思っている人も同じだよね?


医療崩壊を理解しようとしない人、正しい情報に触れながらも、それじゃあ救いがないからって間違った(安易な)情報を自ら選んだ人、そういう人は確かに愚かなんだけど、残念ながら、僕は知っている。そもそも人間が本質的に愚かなんだってこと。僕はたまたま医療崩壊が医師の怠慢なんて原因じゃないことも知ってるし、医師の怠慢だなんて考えが医療崩壊を進めて、こと医療については今より酷い世の中に突き進むことを理解してるだけ。僕だって、知らない分野では同じぐらいかもっと酷く間違っていることもあるんだろうとは思う。


でも、でもね。命に関わる問題だよ?平気で何万人とか何十万人の命に関わる問題だよ?愚かだとかなんだとか言ってる場合じゃないって分かるよね??


あなたが子供好きなら、もっともっと重大な問題。自分の子供から問い詰められてもしょうがないよ。

「お父さん(お母さん)は、なんで医療崩壊をちゃんと理解しようとしなかったの?なんで医者を責めてやめさせてしまったの?」
「お父さん(お母さん)が、僕を愛しているならわかるよね?僕がどんなに自分の子供を助けたかったのか。」

日本が向かう医療崩壊の形と言われている英国*2では、「妊婦が出血しました」→「残念でした…諦めて下さい」なんてことも普通にあるとか。誰が、そんな医療にしたの?

医療は確実じゃない。人はいつか必ず死ぬ。どんなに頑張っても助けられない命はたくさんある。でもね、今、医療崩壊の現実を知ってきちんと対処すれば救える命だって無数にある。


まだ医療崩壊について知らない人は『医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か』辺りを読んでもらえればいいと思う。


手っ取り早く認識を改めたい人はまず、救急の問題から。以下のリンクをどうぞ。


黒影さんのところでも理解するために役立つ情報があがってる。


「もう医療崩壊は止められない。」「崩壊したあとにどうするかだ。」という人もいる。そうかもしれない。でも、今できることがあるのならば何もやらないよりはまし。自己満足といわれようが「お父さんは、できる限りのことをやったよ」といえる方がいいでしょ?

*1:本当に死ぬという状況になったことがないから、あくまで今の気持ち。実際にその状況になったら暴れるかもしれないけどね。

*2:Webだと医療崩壊後は、金持ちだけが医療を受けられるアメリカ型医療になるみたいな話が多いけど、日本は英国型の崩壊という方が個人的にしっくりきた。