菊池誠さんや天羽さんが話題にしているからと言って全てがニセ科学の問題ではない

言いたい事はタイトル通りで、あまりにも当たり前のことなのですが、どうも菊池さんや天羽さんが話題に出していると(問題視していると)、全て「ニセ科学」の話題だとして解釈している人が居るようです。これは特にニセ科学批判批判*1の文脈で見られるようです。

科学者だって、職業を離れれば社会の一員です。科学の事以外を言わない方が不健全でしょう。

これと同じことは、リチャード・ドーキンスの『神は妄想である』に対する批判でも起こっていました。ドーキンスが言っているからといって、全てが科学者としての発言であるわけではないですよね。

最初に書いたように、これは当たり前のことでしかないのですが、意外に頻繁におこなわれていることなのかもしれないと思ったりもします。

私は、「ほにゃらら批判」という活動においては、「素人*2がもっと批判活動を行うべき」と主張しているのですが、その理由のひとつに、こういったレッテル張りでゆがんだ批判をしてしまう人*3の存在があったりします*4

*1:NKHHと略すこともあるらしいですよ

*2:私のように、リアルでも批判対象に関係する肩書きを特に持っていない人を想定。他にも直接的な利害関係がないという含意を持つ場合もあり。

*3:科学者が発言したから科学の問題だと決め付ける人

*4:合理的要請というよりマーケティングの観点と言ってもいいかもしれませんが