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これもまた「ニセ科学批判」批判か?

なんというか - finalventの日記という記事を読んだ。これは、ニセ科学界隈に関する予備知識のない人の利便性のために書いてみたという覚えておきたい、ニセ科学リスト - 妄想科學日報という記事への中の「経皮毒」についてのコメントである。

まず、元記事の方はこんな感じ。

経皮毒

皮膚から毒性物質が吸収されて内蔵に蓄積するという説。経皮吸収される物質があること自体は否定しないが、主に「シャンプーには毒が含まれているので、出産時に子宮からシャンプーの匂いがする」などという脅迫めいた説明とともに「安全なシャンプー」を売り付けるためのデマ
仮に経皮吸収される毒が入っているなら、まず最初に頭皮付近から症状が現れるはずで、内蔵中最も遠い子宮に強く影響する筈がない。

覚えておきたい、ニセ科学リスト - 妄想科學日報

それに対するコメントがこんな感じ。

 十分な説明になっていないと思う。というか、説明が偽科学臭い、というか間違いというわけではないけど、そのようにして安全基準が決まっているわけではない。
 シャンプーの毒性とかだとこういう知識が必要になる。なお、合成界面活性剤がすべて毒とかいう単純なことではない。

なんというか - finalventの日記

 こうした問題は、いちおう国家の安全基準に従う、あと個人的な皮膚のコンディションの問題は専門医に相談する。偽科学みたいなリストでばっさり解決といかない部分がある。

なんというか - finalventの日記

なにか、思いっきりずれているような気がする。元記事で問題とされているのは「経皮毒」という概念であって、安全基準の話でも毒性の話でもない。だから、「シャンプーの毒性とかだとこういう知識が必要になる」などということは全くない。仮にシャンプーになんらかの毒性があったとしても、「経皮毒」という概念が肯定されるわけではないということが理解できていないのかもしれない。
「皮膚のコンディション」の話になると、もっと話はずれていて「接触毒」の話*1になるはずなのだ。

finalvent氏はニセ科学リストが「偽科学臭い」と指摘するが、finalvent氏のコメントの方がよっぽど経皮毒を言い出したマルチ商法の勧誘文句に近いという皮肉な結果となっている。

ちなみに、説明が不十分だという指摘は正しいと思う。リストにどこまで詳しい話を載せるか?というのは難しい問題だが、私も補足記事として、いくつか記事を書こうかと思った。しかし、Wikipediaにしっかりとした説明が書いてあったりしたのでやめたのであった。

リストを作ることの是非については、難しい問題なので他の機会に考えたい。

*1:現実的に言えばかぶれるかどうかという問題